5月29日(木)
朝5時に起床
もう窓からは明るい日差しが差し込んでいる
といっても曇り空に限りなく近い状況であるが

テレビをつけてすぐさま今日の天気予報を見る
全道的に天気は良さそう
ただし気温は相変わらず低く、4月上旬並とのこと
一体全体どうなってしまったのか・・

ホテルで昨日、駅前のコンビニで購入したお弁当を食べる
朝、8時にホテルをチェックアウトする
駅からは通勤客や通学生が行き交う状況
その中を、一人大きなカメラバッグを担いで行く自分
あまりにも正反対な状況に居心地の悪さを感じる

朝の札幌駅は本当に活気がある
近郊区間からの普通列車がどんどん入線していくなか、各地に向かう特急列車が続々と発車していく
まさにターミナルといった様相だ

ホームに上がると国鉄特急色が
昨日見た183系が停車しているではないか!
思わずカメラを取り出し、撮影する

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これから乗る列車は稚内行、スーパー宗谷1号である

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稚内まで4時間58分の旅である
今日は4両編成の運転
指定された座席に腰を下ろし、発車を待つ

列車は定刻に8時30分に札幌を出る
車内は結構な混み具合だ
1両しかない自由席は混雑している模様だ
岩見沢、滝川、深川と停車していくが自由席の混雑は変わらず、車内販売が4号車に行けない状況
ということで、4号車デッキでの販売をするという放送が入った

旭川に到着
ここから宗谷本線に入る
天気は気持ちのいい快晴である
進行方向右側に旭川運転所が見えてきた
カメラを持ってスタンバイ
見えてきました!ラッセルヘッドが

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これだけ大量にあるのもここ旭川ならではの光景だ
今はゆっくり休んで、今度の冬に備えて欲しい
今度、右側に見えてきた景色は大雪の山々

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まだ残雪のある山は貫禄があり、偉大であると実感する
ここまで快調な走りを見せてくれて兄貴分の281系や283系と遜色ない走りを見せてくれた
途中の塩狩峠ではさすがにスピードダウンしたが、峠を登り切るとまた先程のスピードに戻った
和寒で上り宗谷2号と交換した

次の名寄到着前では、キマロキ編成が姿を現していた

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その昔はこの編成で雪壁に挑み、鉄路を確保していたのである
名寄に到着、ここでやっと自由席の混雑も解消されたようだ
名寄を出ると沿線は牧歌的な風景が広がってきた
タンポポだろうか、黄色い小さな花が所々で咲き乱れている

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この先は車窓の左側に注目となる
それは天塩川が寄り添ってくるからだ
この川を一度も渡ることはなく、ずっと左側を流れていくのだ
ほとんど護岸工事をしている場所はない
それだけに原始的な川の姿を見ることが出来る

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幌延に到着
2・3番ホームの屋根が無くなっている

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昔は羽幌線が分岐していて、それなりに活気があったのでしょうが、今はその面影さえ消えてしまったようです

天塩川の次にお出ましとなるのは宗谷本線のクライマックスである利尻富士である
ただ、これはいつでも見られるものではない
それだけに今回はどうかな?ということで車窓左側を凝視していると・・
見えてきました!

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トップライトの光と霞の影響でクリアには見えないが、ちゃんと利尻富士がお出迎えしてくれました
抜海を過ぎて、いよいよ日本海とご対面という時は、車内放送で案内があり、みんなの視線は左側に集中する

という間に出ました!日本海!

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利尻富士の全容がここでやっとハッキリしました
列車もスピードダウンしてこのショーを盛り上げてくれます
楽しい時間もあっという間、宗谷丘陵をカーブで抜けていき、列車は稚内に到着しました

5月29日(木)
札幌830<スーパー宗谷1号>稚内1328