北海道撮影旅行～その６～ : 鉄旅フォト紀行～鉄路の彼方へ～　

１月１８日（金）
もう最後の賭けである
稚内でラッセルを迎え撃つしかない
音威子府からスーパー宗谷１号に乗る

車内はそんなに混んでなく乗車率４～５０％ぐらいか
相変わらず晴天の中を走る
天塩川がずっと左側に寄り添っているのだがこれは最後まで渡ることはないのだ

幌延辺りになると曇ってきた
しかし降雪はない
豊富でちらほら降っている
お！？これなら何とかなるかもしれない
そんな淡い期待が確信へと変わった
兜沼を過ぎた辺りから物凄く降っているではないか！
これならばっちり撮れそう！
最後の賭けに勝ったようだ
さて問題はどこで撮るか
思案したのは
１：勇知の先の陸橋からの俯瞰撮影
２：抜海駅手前の道路脇からの撮影
３：抜海の丘での撮影
と３パターンだ
１でもいいのだが帰りの普通列車に乗れない可能性がある
３は確実にタクシーを往復使うことになる
２が一番いいのか
しかし２とて帰りの普通列車に乗れない可能性がある
そこで乗り遅れた場合の保険として旭川からのオホーツク８１号を押さえておくことが必要
本来の行程はスーパー宗谷４号に乗り札幌へ
札幌からまりもに乗って釧路入りする予定だ
オホーツクを使えば網走から釧網本線で釧路に向かえばよい
しかし釧路入りの時間が１０時過ぎになってしまうし、途中での撮影が出来ないので避けたいところだ
とにかく抜海駅で下車する２のパターンで行こうと決める

稚内に到着
ここから折り返し普通列車に乗る
そして抜海で下車する

久しぶりに抜海駅で降りました
ここには７，８年前の真冬に初めて降りました
その時の目的もラッセルの撮影
当時は朝、南稚内からのラッセルがここ抜海で稚内行普通列車と交換してました
そこで駅撮りをしてたんですね
それ以来です

抜海の駅から左手に線路際の道を進みます
先ほどからいい感じの降雪が続いています
最後の最後でラッセル撮影に向いた天気となり、気持ち的にもかなりテンション高めです
待ちに待ったという感じですから

線路際の道を進みながら撮影に向いたポイントを目指します
この先２．５ｋｍでちょうどカーブをしているんですね
そこまで目指します
帰りの時間を考慮して、どれくらいの時間で歩けるのか時計を見ながらの早足で向かいます
３２分で撮影ポイントに到着

これなら何とかぎりぎり駅に戻れる計算です
ただ、ラッセルが定刻に通過しての話ですが
リュックを降ろし、三脚のセット、カメラをセットした瞬間、遠くで踏切の警報音が鳴りました
ん？？何か来るの？？
半信半疑の自分
訳がわかりません
もうラッセルが来るの？
と思っていたら白っぽい車両が向こうから近づいてきます
あ～ＤＢＲ６００じゃん！！

保線車両が除雪しにやって来てしまいました！！
せっかく積もった線路上の雪を思いっきり蹴散らして颯爽と目の前を通過していきました・・
何てこった・・せっかくのチャンスを・・
真打ちがこれからやって来るというのに
仕方ない、まだＤＥ１５が来るまで４０分ある
それまでに多少なりとも雪よ積もってくれと願う
周りを見てみると、斜面にキタキツネの足跡を発見